1971-03-29 第65回国会 参議院 予算委員会 第23号
わが国経済は、昭和四十年の不況を克服して以来、五年にわたる史上最長の拡大基調を続けてきたのでありますが、一昨年九月から実施されました金融調整措置その他経済環境の変化によって、目下景気は停滞を続けております。一方、海外における経済情勢にも、世界貿易の動向、国際的インフレ問題等、懸念すべき要因も少なくありません。
わが国経済は、昭和四十年の不況を克服して以来、五年にわたる史上最長の拡大基調を続けてきたのでありますが、一昨年九月から実施されました金融調整措置その他経済環境の変化によって、目下景気は停滞を続けております。一方、海外における経済情勢にも、世界貿易の動向、国際的インフレ問題等、懸念すべき要因も少なくありません。
一昨年九月から実施されました金融調整措置は、このような考え方に基づいてとられたものであります。その効果は実体経済面に徐々に浸透し、昨年秋以降、景気は鎮静化してまいったのであります。 私は、今後、経済の動きにきめこまかい配慮を払いながら、財政金融政策を機動的、弾力的に運営してまいりたいと存じます。
(拍手) 一昨年九月から実施されました金融調整措置は、このような考え方に基づいてとられたものであります。その効果は実体経済面に徐々に浸透し、昨年秋以降景気は鎮静化してまいりました。 私は、今後、経済の動きにきめこまかい配慮を払いながら、財政金融政策を機動的、弾力的に運営してまいりたいと存じます。
昨年九月以来の金融調整措置は、所期の効果をおさめ、このほど公定歩合の引き下げが行なわれました。政府は、今後とも内外の経済情勢を注視しつつ、節度ある政策運営によって持続的な成長を確保したいと考えております。 物価の安定については、引き続き総合的な努力を積み重ねてまいります。
昨年九月以来の金融調整措置は所期の効果をおさめ、このほど公定歩合の引き下げが行なわれました。政府は、今後とも内外の経済情勢を注視しつつ、節度ある政策運営によって持続的な成長を確保したいと考えております。 物価の安定については、引き続き総合的な努力を積み重ねてまいります。
その場合に、ただ単にいま日銀の資金ポジション指導が三割規制でございましたけれども、そのほかにもいろいろ金融調整措置というのがございます。
その考え方のうらはらといたしまして、金融調整措置をかなり強力に進めておるのであります。そちらのほうに実質的な浸透力、影響力というものがあるだろうというふうに思います。財政におきましても、これに同調して、考え方としてはこうだということを示す、そこに私はこの改正の意義というものを押し出していこう、こういう考え方であります。
金融問題についてでありますが、政府としては、金融調整措置の影響が中小企業にしわ寄せされることのないよう十分配慮しております。このことは、最近の中小企業の取引条件や、企業倒産件数等の推移からも容易にうかがえることと考えます。
そこで私どもは注意深く今度の金融調整措置の成り行きを見ておるわけでございますが、まだ今日、この時点では、中小企業に深刻な事態が起こっているというふうには見ておりませんです。たとえば企業の倒産ですね、これは中小企業になりますが、倒産件数を見ましてもずっと横ばい、むしろ減っておるというような状態であります。
そういう状態ではありますが、まあ金融調整措置が九月にとられた、これは中小企業に特にかぶるところがあっては相ならぬ、そういうふうに考えまして気をつけておるのでありますが、この引き締め体制下におきましても、なお中小企業に対する貸し出しは大企業に対する貸し出しよりも非常にゆるやかな調整を受けている、こういう状態でありまして、政府としては、税と金融と、この両面におきまして中小企業にきめのこまかい配慮をしておる
また、財源面では、国債及び政府保証債を、前年度当初に比べ、それぞれ六百億円減額いたしておること、特に法人税を増額いたしたことなどは、民間投資活動を抑制する効果を持つものと考えられ、さきに述べた現在の金融調整措置と相まって、総需要を抑制することが期待されまするから、しょせん、明年度予算の性格は、景気に対し警戒中立型であると申すべきであります。
やはり金融調整措置のねらいとする総需要の抑制、この効果が現実のものとして出てくるということを見定めない限り、いまの金融政策基調というものを変えることはできません。そういうふうに考えておるわけです。ですから、申し上げておりまするように、この三、四カ月の推移、これがどういうふうになるか、その辺をよく見た上で誤りなきようにひとつ善処してまいりたい、かように考えております。
○福田国務大臣 昨年の九月から御承知のように金融調整措置をとっておるわけです。これはどういう趣旨かということは申し上げるまでもないわけでございますが、私どもは、いま中小企業というお話でありますが、この問題に一番関心を寄せておるわけであります。
こういうような事態に当面をいたし、そういうさなかにおきまして、わが国としても、これを克服するための金融調整措置をとらなければならぬ。つまり金融が詰まる状態がじくじく出てきておるということは御承知のとおりです。そのような環境から、社債市場に変化が起きてくる。たとえば社債におきましても金融債におきましても、その条件と実際の取引価格との乖離、そういう問題が出ている。
わが国経済は、本年三月で通算五十三カ月に及ぶ景気上昇を続けておりますが、この過程において、経済活動が急速に拡大し、また物価の騰勢も顕著となるなど、景気の動向に懸念すべき現象があらわれましたので、昨年九月、金融調整措置が実施されたのであります。その後の推移を見ますと、金融面には影響があらわれているものの、実体経済面には、さほどの変化が見られず、また物価の騰勢も依然として根強く続いております。
わが国経済は、本年三月で通算五十三カ月に及ぶ景気上昇を続けておりますが、この過程において、経済活動が急速に拡大し、また物価の騰勢も顕著となるなど、景気の動向に懸念すべき現象があらわれましたので、昨年九月、金融調整措置が実施されたのであります。その後の推移を見ますと、金融面には影響があらわれているものの、実体経済面にはさほどの変化が見られず、また物価の騰勢も依然として根強く続いております。
初めに、四十五年度の出発点となります四十四年度の経済情勢について申し上げますと、年度当初以来、活発な生産活動、旺盛な設備投資、金融機関貸し出しの著増等、実体経済、金融の両面におきまして急速な拡大が見られ、景気の動向に懸念すべき現象があらわれましたので、昨年九月、日本銀行は公定歩合の引上げ等の金融調整措置を実施いたしました。
初めに、四十五年度の出発点となります四十四年度の経済情勢について申し上げますと、年度当初以来、活発な生産活動、旺盛な設備投資、金融機関貸し出しの著増等、実体経済、金融の両面において急速な拡大が見られ、景気の動向に懸念すべき現象があらわれましたので、昨年九月、日本銀行は公定歩合の引き上げ等の金融調整措置を実施いたしました。
初めに、四十五年度の出発点となっております四十四年度の経済債勢について申し上げますと、年度当初以来、活発な生産活動、旺盛な設備投資、金融機関貸し出しの著増等、実体経済、金融の両面におきまして急速な拡大が見られ、景気の動向に懸念すべき現象があらわれましたので、昨年九月、日本銀行は公定歩合の引き上げ等の金融調整措置を実施いたしました。
いま金融調整措置をやっておる。これに対しまして財界がかなり圧迫を感ずるような空気がありますが、しかし、やっぱり私は財界が自主的に、たとえば、業界ごとに設備の調整をやるというような状況になりますれば、金融政策のほうはそのようなぎしぎしとした考え方をとる必要はないんです。
当面最大の問題は、何といたしましても、この成長の速度を少し落とす、こういうところにあろうかと思うのでありまして、こういうことを考えながら、昨年の九月から金融調整措置をとっておることは御承知のとおりであります。